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「恋愛学」講義

「恋愛学」講義
スーザン・S. ヘンドリック
「恋愛学」講義
定価: ¥ 2,310
販売価格: ¥ 2,310
発売日: 2000-11
発売元: 金子書房

エスキモーは、彼らの生活にとって重要である特定の種類の「雪」を言い表すのに20以上の単語を持っているといわれる。しかし我々は「愛」という大切なものについて、豊富で精緻な語彙を持っていると言えるだろうか? スーザン・S・ヘンドリックとクライド・ヘンドリックは「エスキモーの雪の語彙に比べ愛の語彙が乏しいのは、我々が愛という概念を充分に洗練できていないからではないのか?」という問いから、愛について社会心理学的研究を行ってきた。本書は、彼らの10年にわたる愛に関する研究の成果をまとめた 『Romantic Love (Sage Series on Close Relationships)』の邦訳である。 原書の題名に対し、邦訳名が 『「恋愛学」講義』とやや「お硬い」題名になっていることが示すとおり、本書は「わかりやすい恋愛心理学の入門書」などではなく、「恋愛」の研究に関する社会心理学の研究書である。全体で200ページ弱のコンパクトな本でありながら、その内容は重厚で、生物学、社会学、歴史学的立場からの恋愛の研究から、恋愛に関する社会心理学の最新研究、そしてそれらの研究成果を応用した実際の現象解析(現象とはつまり恋愛のプロセスなわけだが)に至るまでの豊富な内容をカバーしている。これだけ本格的に真正面から「恋愛」の研究を扱った本は他に類を見ないであろう。 本書はいわゆる「専門書」ではあるが、扱っている対象が「恋愛」であるため、たとえば「愛のあるセックスと愛のないセックスの違いとは?」「恋愛と愛との違いとは?」「男が遊びの感覚で恋愛をするのは何故か?」などが客観的に淡々と解明されていき、読んでいて思わずニヤリとしたり、ハッとさせられたりする。その意味で専門家にも一般の人にもすすめられる1冊である。(別役 匝)

恋愛研究の文献として
恋愛研究の文献検索の入り口としても役に立つ。近年の諸外国の研究が紹介されているので、ここから、多くの恋愛の先行研究にたどり着けると思える。

恋愛心理学

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